2025年の秋分の日は9月23日ですね。
昼と夜がほぼ半分になる日ですが、秋分の日はお彼岸(おひがん)とも言います。春と秋の年に2回ある、ご先祖様との特別な日です。
なぜ特別な日なのか、小学生にも分かりやすいように説明していきます。
ついでに以下の漢字も覚えられますよ。最後にまとめのショート動画もあります。
「おはぎ」と「ぼたもち」ってどうちがうの?

この食べ物なんていうか知ってる?

ぼたもち〜

おはぎ〜

どちらも正解!よくわかったわね。
では秋に食べる時はどっちの名前か知ってる?

え〜〜、わかりませ〜ん

じゃ、説明するね。お花の名前からきてるんだよ。

じゃあ、秋はおはぎ?

その通り!

春はぼたもちね!
でもなぜ、春分の日や秋分の日におはぎを食べるの?

いい質問ね。実はね、ちゃんと理由があるのよ。
春分の日と秋分の日は元々はちがう名前だった
戦前は宮中行事だった
「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」➡︎「春分の日」
「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」➡︎「秋分の日」
このお祭りは、昔から日本にあった「ご先祖様を大切にする気持ち」と、
お彼岸という仏教の考え方が一緒になって、とても大切な行事になりました。
戦後、このお祭りは法律で決まった「国民の祝日」になりました。
- 春分の日は、「自然を大切にしよう」という日。
- 秋分の日は、「ご先祖様を大切にしよう」という日。

春分の日や秋分の日はお彼岸ともいうのね。
お彼岸は秋分春分を中日(なかび)とした前後7日間をいいます

そう言えば、昼と夜の長さが同じになるって
聞いたことがあります。

これからどんどん夜が長くなって行くよね。

そうよね!夕方5時になると真っ暗になる!

「暑さ寒さも彼岸まで」っていう諺(ことわざ)
あるでしょう?
夜がだんだん長くなると同時に、だんだん涼しくなってくる
っていう意味よ。

もう一つの意味もあるから知っていてね。

はーい!
お彼岸は、ご先祖様との特別な日だよ

このお花の名前知ってるかしら?

ひがんばな

すごい!よく知ってたわね!
じゃ、これ見て何か気づいたことない?

葉っぱがない!

ほんとだ〜!どうして?

その通り!彼岸花は球根なんだけど、毒があるのね。
花だけ咲かせ、葉を後から出すことで、虫やモグラとかネズミとかの動物に球根を見つけられにくくしているんだって。
つまり、田んぼやお墓のそばに植えて稲やお墓を守る役割があるみたいよ。
ちょうどお彼岸の時期に咲くから彼岸花(ひがんばな)って言うのね。

ほんとだ〜

お盆の時にやったこの画像覚えているかしら?
あの世のことを彼岸とも言うの

そうだったんだ!
春分の日と秋分の日は、ちょうど真東(まひがし)から昇り、真西(まにし)に沈みます。
昔から、ご先祖様がいる世界「彼岸(ひがん)」は、はるか西の遠い場所にあると考えられていました。
私たちが住む世界「此岸(しがん)」は、東のほうにあると考えられています。
だから、太陽が真東から真西にまっすぐ進むこの時期は、ご先祖様が住むと言われている「彼岸(ひがん)」という世界と、私たちが住む「此岸(しがん)」という世界が、一番つながりやすいと言われています。
この時期に、お墓参りに行ったり、お供え物をしたりするのは、ご先祖様への気持ちが、このまっすぐな道をとおって、しっかり届くようにという願いが込められているんですよ。

彼岸花の赤と小豆(あずき)の赤は
魔除けになると言われているわ。

それでおはぎをお供えするのね

お彼岸のおかげでぼくたちもおはぎが食べられるんだね

お盆はご先祖様に来てもらったけど、
お彼岸は私たちがご先祖様に会いに
行くのよ!

そうなんだねー
まとめ

ここまでをまとめるとこんな感じよ。
ショート動画を見たら読み方がわかるから
読めるまで練習してね!

は〜い!
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