敬老の日(こども向け)34の漢字の読みが学べる

祝日で漢字を学ぶ

の日はいつからあるかご存知ですか?

ずっと前からあったような気がしましたが、調べてみると意外や意外、案外最近始まった祝日だったのですね。

まあ、最近といっても国民の祝日として始まったのは昭和41年です。

今日は、敬老の日にちなんだ漢字を学習しましょう。

最後のショート動画の中では以下の漢字の読みと意味が学べます。

「敬老の日」は日本発祥!村長さんが提唱

9月は命を大切にする日が2つあるんだけど分かる?

 

九月九日の重陽の節句

 

わ〜!すごい!よく覚えていたわね。

お母さんと菊の花を飾りました!

 

もう一つは敬老の日かなぁ?

菊の花を飾ったのね!ステキ!!
そうそう、もう一つは敬老の日よ。

 

同じ命を大切にする日なのに、重陽の節句とどこが違うの?

いいところに気がついたわね!
重陽の節句は中国から伝わった行事で
敬老の日は日本でできた祝日なの。

へ〜〜、そうなんだ!

由来を調べてみると、

もともとは「としよりの日」

昭和22年(1947年)、兵庫県多可郡(たかぐん)野間谷村(のまたにむら)の村長さん、
門脇政夫
(かどわき まさお)さんが、

「お年寄りを大切にして、人生の知恵を学び、お年寄りの知恵を生かした村づくりをしよう」

という思いから、9月15日を『としよりの日』に定めたのが始まりです。

昭和25年には兵庫県全体に広がり、そこからだんだん全国に広がりました。

呼び方も としよりの日老人の日敬老の日 と良い響きになり

昭和41年:国民の祝日に! 🎌 

平成15年以降:ハッピーマンデー制度で「9月の第3月曜日」に変更

同じ命を大切にする重陽の節句』は中国から伝わった行事ですが、敬老の日は行事ではなく日本で生まれた祝日(しゅくじつ)です。

🌼重陽の節句(ちょうようのせっく)
いつ? → 9月9日
・むかしの行事(中国から日本へ)平安時代ごろから
・菊の花をかざるよ
・「元気で長生きできますように!」と願う
・今でも皇室で大切にされてる✨
キーワード:菊・長寿・伝統・行事
🧓敬老の日(けいろうのひ)
いつ? → 9月の第3月曜日
・日本で生まれた祝日! 昭和時代から
・おじいちゃん・おばあちゃんに「ありがとう」の気もちを伝える
・お手紙を書いたり、プレゼントしたりする
キーワード:感謝・思いやり・家族・祝日

敬(うやま)う ってどういうこと?

けいろうって「人を」っていうことだけど
うやま)うって難(むずか)しい日本語だよね?

みんなのおじいちゃんやおばあちゃんはどんな人?

うちのおばあちゃん、いっつも優(やさ)しいの。
お母さんが忙(いそが)しい時は遊んでくれるし、
困っていることがあったらいつでも相談にのってくれるよ。

うちのおじいちゃんは勉強で分からないことがあると何でも教えてくれるよ。とっても物知りなの。

 

わ〜、どちらもステキなおばあちゃんとおじいちゃんね。
そんな時、どう思う?

 

たよりになるなぁ、ありがたいなぁ、って思う

 

すごいなぁ、さすがだなぁ、ぼくもそんな大人になりたいなぁ、って思う。

それそれ!!
すごいなぁ、ありがたいなぁ、たよりになるなぁ
この気持ちが敬(うやま)う なのよ!
難しい言葉で尊敬する とも言うから覚えてね。

 

そうなんだ!!

他にもには        すごいなあ、と思う
               =ありがとう、の気持ち
               =気にかける
               =丁寧(ていねい)にあつかう
               =相手の考えを大事にする
               =尊重(そんちょう)する
               =価値(かち)を認(みと)める

などの意味が込められています。

「人を大事にする」ってどういうこと?

ひとことで言うと「やさしくする」なんだけど

  • 言葉で :ありがとうを言う、悪口を言わない
  • 態度で :お手伝いする席をゆずる話をちゃんと聞く
  • 気持ちで:「すごいなぁ」「がんばってるなぁ」と思う

つまり、「大事にする=その人を思いやって行動すること」

ことばだけじゃなくて行動するのが一番大事なことだね!

もっともっと優しくするわ

 

喜んでもらえること探してみる

 

おじいちゃん、おばあちゃんに感謝カンシャしよう!

ふだんはなかなか「ありがとう」って照れくさくて言えないけど、母の日や父の日と同じで改めて言える敬老の日があると言うのは嬉しいよね!

簡単カンタンなカードにお手紙や似顔絵を描いてあげたら、とっても喜んでくれるわよ。

今年もカードおくりまーす!
長生きしてね!って

「敬」の漢字 成り立ちと意味

ところで、「敬」のなりたちって面白いのよ。

 

漢字辞典によるとね、「羊の角にさわった人がハッとおどろいて、体をひきしめるようすを表す」と書いてあります。

そして、のつく漢字は他にもあるけど、「ハッときんちょうさせる」という意味に関係があります。

 

目上の人に敬語をよく使うと思うけど、あらたまった言い方だから、少し緊張(きんちょう)するわよね?

 

緊張する〜〜

 

失礼のないように言わなきゃ、って思う

 

すばらしいわ!
その気持ちこそが、敬っている、って証拠(しょうこ)ね。

 

高齢者への言い方に気をつけよう!

みんなは自分のおじいちゃんやおばあちゃんに対しては
そのまま「おじいちゃん」とか「おばあちゃん」と言えば親しみがわくけど、血のつながっていない、ご高齢の方には言い方に少し気をつけてね!

 

お年寄り(おとしより)はていねいに聞こえるけど、実は敬語ではありません。

ご高齢の方(ごこうれいのかた)とかご年配の方(ごねんぱいのかた)であれば、敬意がこもって聞こえます。

「老」を使った言葉はあまり良い言葉がないの。

 

老ける(ふける)、老いる(おいる)、老化(ろうか)する、老眼(ろうがん)、老朽化(ろうきゅうか)などなど聞きたくない言葉がばかりですね。

唯一、老舗(しにせ)だけは代々続いているという良いイメージです。

ですから「老人」も「ご老人」もいくら「ご」がついても、言われたらいい気がするとは思えません。

「ベテラン」とか「経験者」「熟練者」は苦労が感じられる良い言葉とも言えますね。

個人的におすすめなのが「人生の先輩(せんぱい)」、「ご高齢(こうれい)の方(かた)」、「ご年配(ねんぱい)の方」あたりでしょうか。

共通して誰にでも言えるのが人生の先輩!かな

人は100%やがて年を取ります。ですから、自分が言われてもショックを受けない言葉を使いたいものですね。

まとめ ショート動画で復習しよう

 

 

 

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