漢字【音と訓】漢字➡︎カタカナ➡︎ひらがな まず これだけは おさえましょう

漢字【基礎の基礎】

このページはとても大事です!!!

日本語は、漢字カタカナひらがな の3つの書き方があります。

そして、漢字は音読み訓読みがあります。

カタカナひらがな漢字が基(もと)になって できています。

日本の学校教育は、ひらがな ➡︎ カタカナ ➡︎ 漢字 の順に教えるので

時に カタカナがいつまでも覚えられない、とか いつまでも正しく書けない という現象が起きてしまいます。

たとえば、ツ シ ソ ン です。

このページでは、

音読み訓読み

漢字カタカナひらがな  3つのつながり

まちがえないで書ける方法をお伝えします。

「音読み」と「訓読み」はなぜあるの?

漢字は中国から入ってきました。

例えば『山』という字

中国から入ってきた時の読み方は『サン』(音読み)でした。

耳でただ『サン』と聞くと、 なのか  なのか わかりませんよね。

でも、『やま』とか『みっつ』と聞いたら誰でもすぐにわかりますね。

日本にもともとあった読み方(訓読み)を、私たちの祖先が当てはめてくれたのです。

山 サン やま
三 サン みっ-つ

中国から入ってきた読み方を 音読み(おんよみ)と言います。

でも、音読みのままでは意味がわからないので

日本語の読み方にしたものがあり、それを 訓読み(くんよみ) と言います。

 

音ちゃんと訓ちゃんと仲良くなろう♪

みんな、漢字ってどこから来たか知ってる?

はーい! 中国です!

すごい! その通り!

じゃあ、「セン」と読む1年生の漢字

3つあるんだけど分かるかな?

先生の

一十百千の

すばらしい!

もう一つあるんだけど

分かるかしら?
その漢字のセンという読み方は

中学校で習うから
ちょっとむずかしいかもね

え? なになに?

1年生の漢字だよね

正解はかわでした!

センて読むんだよ

へ〜〜〜、かわ

そうなんだ!

は かわ という読み方があるおかげで

みんなもすぐにわかったよね。

じゃ、中国人音ちゃん
日本人
訓ちゃんを紹介するわね

 

ちゃん、はじめまして!

ミッキーマウスみたいな髪型(かみがた)

かわいい!

ちゃん、はじめまして! 浴衣(ゆかた)かわいいね!

みんな、仲良くしてね!

は〜い♪

「ツ」と「つ」は 川 からできた

みんな、ちゃんとカタカナの「ツ」って書ける?

こうかな?

はい、書けます

あれ? どちらも似てるけど、よーく見てね

右の方は「シ」と「ツ」がミックスしちゃってるね。

お!すごい! よく気がついたわね

こうやって書く人、いっぱいいるのよ。

 

そっか、ぼく まちがえちゃったね!

大丈夫! 君だけじゃないから安心してね
これを見れば⬇︎

今日からもう間違わないで書けるようになるわよ!

 

いっしょに音読しましょう♪

 

川からできた カタカナ『ツ』
左から〜右 てんてん ノ
カタカナ『ツ』がつながって、
ひらがな『つ』のできあがり♪

 

つまり、カタカナひらがなも、

の形が変わってできたのよ。

へ〜、そうなんだ

だから、川を書くようにカタカナを書けば

左から右に間違えないで書けるわけ。

 

 

 

そっかー、

もうまちがえないで書けるよ!

 

全部の漢字カタカナひらがなの両方になったわけではないけど、
カタカナ漢字の一部だったり、
ひらがな漢字をくずして出来たものなの。

へ〜〜〜〜

カタカナもひらがなも

最初は全部漢字だったんだね

 

おもしろいわ!

ほかのひらがなやカタカナも

最初の漢字を知りたくなったわ

 

また今度やるからね。

今日はこの「ツ」の筆順だけを

しっかり覚えて

キレイに書けるようになってね

 

は〜い

お母さまへ

 と  を両方いっぺんに教えないのですか?」という質問をよく受けます。

私の経験上、上記でも示したとおり、ミックスして覚えてしまう生徒がたくさんいました。一度覚えてしまうと、あとで直すのに大変苦労します。

も簡単な書き方なので、まずこれを完全に覚えてからに取り組むといいと思います。

 

河(かわ・カ)川(かわ・セン)の語彙を増やす

余裕のあるお子さんは 河(かわ・カ)川(かわ・セン)の語彙を増やしましょう

後日、音声も載せますので、また見に来てくださいね

ふりがな なしです

こちらは 少し表現を変えています 合わせる→合体する  読み方が変わる→変身する

ふりがな なしです

上に比べると、ちょっと上級者向きですよ。山川草木は四字熟語です。

簡単な字なのに 音読みになると なぜか読めなくなりますね

ふりがな なしです

まとめ

小学2年生ぐらいまでは、訓読みだけが頭に入り、音読み意識しない限り頭に定着しません。

3年生以上を指導してみると、春夏秋冬東西南北音読みができていない生徒が大部分を占めます。

3年生以上になると、音読みの熟語がどんどん出てきて、言葉の音(おと)を聞いただけでは意味が分からなくなっていきます。

(例)今日はセイテンだね(⬅︎生徒は意味不明)
今日は晴れだね(⬅︎やっとわかる)

すると 漢字➡︎難しい➡︎苦手 という方程式が生まれてしまいます。

そうならないためにも、以下を意識して漢字指導を行ってみてくださいね。

  • 漢字を学ぶ初期のころから音読み訓読みを意識させます
  • 音読み訓読みという抵抗感をなくすために、音ちゃん訓ちゃんという愛称をつけるとお子さんは身近に感じてくれます
  • 3年生から音読みの漢字がどんどん増えてきますので、1・2年生の少ないうちから音読み訓読みと同時に覚える習慣をつけてあげます
  • がなかなか読み分けられなかったり、書き分けられなかったりするお子さんは、頭の中が混乱しています
  • 先にを教え、それはという字から出来たことを教えてあげます。
  • 川の書き方と同じ、と教えると簡単に書けるようになります。
  • の書き方を完全に覚えてからに取り組むと、両方正しく書けるようになります(すでにミックスしている場合はからもう一度指導してみてください)

間違えやすいカタカナを今後も取り上げていきますが、今お困りになっているものがもしありましたら、いつでもご連絡くださいね。

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