漢字が苦手でも大丈夫!『見慣れる』のが最も重要!!覚えようとしないで!

漢字学習法

漢字が苦手だったり嫌いだったりする人(子)の共通点として、

克服するために、

必死で覚えようとする というのがあります。

でも、これ苦手な人(子)にとっては つらくて苦しいですよね。

何でもそうだと思いますが、記憶に残すためには 楽しくワクワクするのが最も大事です。

だから、覚えようとしなくていいんです!

大事なのは 見慣れる ということ!!!

今回は『見慣れる』➡︎『自然に頭に入る』ということについて書いてみますね。

漢字は目に入る回数で記憶に残る

小学生でも中学生でも高校生でも、

家中の壁のあちこちに いろんな暗記ものの貼り紙がしてあるのを見たことがあると思います。

大きな紙に書いてあったり、ポストイットのような付箋(ふせん)を貼っている場合もありますね。

今ご覧になっている読者さまも経験がありませんか?

これは、暗記 という目的があったり、忘れないように、という目的で貼ったりしますね。

でも、よくよく考えてみると これって単に 見慣れている だけなんですよね。

見慣れれば 自然に頭に入ってしまいます。

 

漢字の『漢』の部首は なぜ「さんずい」なの?

小学3年生にさんずいの文字を教える時は、水に関係するんだよ、と説明をしますが、

そういえば漢字の『漢』の部首はさんずいですよね。

一見、水には関係ないのではないかと思い、指導する前に一度調べたことがあります。

すると 中国の川の名前、ということを知りました。

なるほど・・・

では・・・

漢字の『漢』の「カン」以外の読み方は?

でも、最近 他にも読み方があることを知ってビックリしたんです!

なんと、、、

あまのがわ と読むんですね。

漢字辞典には読み方の欄には載っていないのですが、意味の欄で見つけました。

読み方とは言っても当て字なのかもしれませんね。

小学3年生で習う読み方はもちろん「カン」だけなのですが、

大人の私たちは、雑学として 意味ぐらいは知っていても損はないと思います。

でも普段使わない読み方だと、聞いただけでは時間と共に忘れてしまいますよね。

じゃ、どうしたら忘れないかな、と考えたときに、やはり

見る ➡︎ 何度も見る ➡︎ 見慣れる というのが一番ではないかと思います。

天の川という語彙を知っている人であれば⬇︎これを見ただけで
一発で頭に入りますよね

試しに、デジタル大辞泉「漢」の解説 を見てみると 確かにありますね。

 

それから、先日ご紹介した「ミチムラ式漢字eブック3年生」の『漢』を見てみました。

すると 『なりたち』のところに ありました〜〜〜〜〜!

痒(かゆ)い所に手が届く とは、まさにこのことです。漢字辞典を調べなくてもわかっちゃう♪(さすが道村先生です!)

          出典:ミチムラ式漢字eブック3年生

 そして、付け加えて言うならば

『漢』の右側のつくり水気がない乾く、という意味なので
『銀河』星の河を表します。

このつくりを覚えておくと、後で出てくる、「難しい」とか「嘆く」を
学ぶときに役立ちますね。それもちゃんとここ⬇︎に書いてあります。

          出典:ミチムラ式漢字eブック3年生

ちなみにですが、これは部首ではなく部品です。道村先生独自で開発された『独自部品』というもので、『漢の右』という部品です。

漢字の名前の読み方は自由に決められる(出生届)

親が子に名前を付ける場合は、漢字の読み方は何だってOK というのを知っていますか?

私が初めて子どもの(しゅっしょうとどけ)を領事館に提出に行ったときに言われた言葉が衝撃的だったのを覚えています。

それは・・・

「名前の欄に漢字で『白』と書いても、上の読みの欄には『くろ』とふりがなを振ってもいい」

ということでした。領事館の方がおっしゃったのは紛(まぎ)れもない事実です。この白とくろの例で説明がありました。

でも、もし本当にそういう名前をつけたら、あまりにもぶっ飛んでいて、周りの人は絶対読めないだろうな、と思いました。

出生届の用紙には漢字の読み方(ふりがな)を書く欄がありますが、
実際の謄本や抄本には、漢字だけが載るので、ふりがなは載りません。
ですから極端な話、後で読み方を変えることも出来ちゃうんですよね。

 

みんなが名付けているキラキラネーム

最近のお子さんのお名前はとても凝(こ)っていますよね。

2021年のお名前ランキングを見てみました。

      出典:https://nazuke-nameranking.jp

どれもステキなお名前ですが、男の子2位の『陽翔』くんと 女の子3位の『陽葵』ちゃんは、ママかパパに読み方をちゃんと聞かないと正しく読めないですよね。

学校の先生も、出席簿にルビが振ってないと正しく読めないかもしれません。(このように読み方が何通りもある場合です)

お子さん本人も、漢字の読みとしては意識する必要がありますね。

でも、こうすると⬇︎

 

漢字の上にルビを振って、何度も見る回数を多くすれば、誰でも自然に読めるようになりますよね。

人の名前や地名ほど難しい読み方はない、と私は常々思います。

同じ漢字でも何通りもの読み方がありますからね。その都度確かめる必要があります。

それに比べれば、教育漢字や常用漢字の読み方はシンプルなので、コツさえつかめば未知の熟語でも大抵読めてしまいます。

まとめ

  • 漢字は無理に覚えようとしなくていい
  • 漢字は見慣れることが大事
  • 何度も目にすることで自然に頭に入る
  • 部屋のあちこちに紙や付箋で貼っておくのも一つの手
  • キラキラネームは本人も皆も見慣れれば自然と読めるようになる
漢字は見る回数を多くし見慣れると自然に頭に入る

もし漢字が苦手なお子さんがいたら、家中に 貼り紙作戦 をしてみてくださいね。

ただし漢字が苦手なお子さんの場合は漢字の数を欲張らないでください!

なぜかパパやママは たくさんの文字をいっぺんに貼りたがります。
(親は我が子に期待しすぎてしまう傾向があるからです)

同じ漢字同じ熟語だけにしぼること が大切ですよ。

1つ〜多くても3つぐらい にしてくださいね。
(もちろん漢字が大好きなお子さんはいくつでもどうぞ・・・笑)

電子レンジのどこかに直接『電子(デンシ)レンジ』、冷蔵庫のどこかに直接『冷蔵庫(レイゾウコ)』と貼るのもオススメです。

音読みはふりがなをカタカナで書いておくと、カタカナを早く読めるようになりますよ。

大事なのは 見慣れる ということ!!!

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

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