今日は11月15日。そう、七五三です。
七五三て、自分も自分の子供にも なんとな〜くやってきましたが、
一体何なのか分かってやってる人はどのくらいいるのでしょうか?
日本だけの行事なのに、外国人にちゃんと説明できないのは残念ですよね。
外国人から見たら、晴れ着を着た子どもたちは本当に可愛くて羨ましいそうですよ。
このブログを読んだら誰もが自信を持って七五三の行事について伝えられるようになると思います。
内容を調べに調べて漢字教材にするのには、とても時間がかかりました。
間違ったこと書いてお子さんの脳裏に焼き付けてしまうのは良くないですからね。
もしよかったら最後までご覧ください。
七五三て何?(七五三発祥の理由と行事の流れ)
まず、スライドだけを見れば、どんな行事か何となく分かってもらえるかも。
お母さんや先生方には後で解説させて頂きますね。
解説以外は大きな画像なので、そのままクラスで使えます。
スライドの解説 (お母さん・先生方へ)
指導される時の参考にしてください。
もちろん、お母さんや先生独自のアレンジを加えてもOKですよ。
はじめの導入では なぞなぞ を出すと子どもの興味を惹きつけることができます。
一応、どんな答えか聞いておきます。ちなみに私のクラスで出たのは
「分からない 千歳飴 象 亀 」でした。
答えはすぐに言わずに、全体の音読をしてしまいます。
昔は、今ほど医学が発達していないので亡くなる子どもが多かったことを説明します。
ここで、多くの先生やお母さんは やまい という読み方や言い方は教えないかもしれませんね。
でも、3年生で 病気の「病」を学習するときに「やまいだれ」を教えますから
ついでに「やまい」も読めるようにしてしまえば、新たに読みを覚える必要もなくなりますよね。
やまいだれ が出てくる漢字はこれからいくらでもあること、
痛い 疲れる 痒い 痔 ・・・今は読めなくても「病気に関係する漢字だよ」と私は教えてしまいます。薬局に行ったり薬の箱の裏を見たりしたときに、「この漢字見たことある!」と喜んでくれます。
一度でも知識を入れておくと、街や家の中から勝手に目に飛び込んでくるようになるんですね。
そして、
七五三には「元気に育って欲しい」という願いが込められている、と話してあげるわけです。
男の子と女の子ではお祝いをする時期も違うこと、5歳で男の子が初めて袴をはくことや、7歳で女の子が初めて帯を結ぶことを伝えます。
帯は「締める」とも言いますが、ここではお祝いなので、あえて「結ぶ」を使いました。呉服屋さんからの情報です。
子どもたちに馴染みがあるのが、なんと言っても千歳飴。
なんで千歳飴と言うのか、どうして長いのか、どんな思いで長くしたのかをみんなで考えます。飴は作るときに伸びるので、縁起がいい話もしてあげるといいですよね。
家でしたら、お母さんと一緒に千歳飴を作るのもいいですね。最近は簡単なレシピも動画もいっぱい出ています。
2年生で習う「長い」は「チョウ」とも読みますね。
「長寿」の言葉や「鶴は千年 亀は万年」のことわざも、こういった行事の時に覚えてしまうと記憶が定着しやすいと思います。
寿や松竹梅のことばは、日本ではどこにでも出てくるお祝いの言葉ですね。子どものうちから知っておいても得はしても損はしないでしょう。
せっかく袋にステキな絵が描かれているのですから、じっくり見るのもいいものですね。
ハレの日、晴れ着、晴れ姿、「晴れ」の漢字とセットで覚えてしまいます。
次は神社への参拝。 最近はお寺も多いですが、発祥は神社なので、まずは神社での参拝を例に挙げました。
新年に初詣でをする人も多いので、そうか、鈴を鳴らすのは「神様、やってきましたよー。こんにちは。」と挨拶する意味があるんだ、と教えます。
七五三は、神様に感謝をするために行うもの、
学年が4年生以上なら「参拝する」という言葉も増やしたいところですね。
そして、最後は、家族みんなでお祝いをする、という流れです。
大体の流れがわかったところで、最初のなぞなぞに戻り、質問してみます。
と答えを確認して、スッキリしますね。
行事の流れがつかめたところで 音読の練習です
せっかく覚えた知識を定着させるために、リズムを使って音読をします。
お子さんの能力に合わせ、短い文から順序よく。
一気に長い文を読めるお子さんには長文からやらせてあげて下さい。
この間にまだ段階がありますが、省略します。
これらが全部読めたら、ふりがな無しにも挑戦してもらいます。
全てが読めるようになると、この基礎編だけで、47文字の漢字が学習できてしまいます。
コメント