【化ける】の読み方をハロウィンから自然に学ぶ

行事で漢字を学ぶ

日曜日はハロウィーンですね。

せっかくなので 今回は ハロウィーンに ちなんだ漢字 を学習する方法をご紹介します。

その前に、アメリカ事情を少しだけ。(発祥はヨーロッパです)

こちらはアメリカのマサチューセッツ州ボストンにあるスーパーマーケットの中です。

こうして大きなパンプキンが売られています。

直径30cmから50cmくらいもあるので、女性が持つには ちょっと重すぎます。

価格は2つで10ドル。1ドル100円とすれば一つなら500円。

まあリーズナブルだと思います。

これは飾り用で、食べるときは缶詰めを利用します。

これを持ち帰って中をくり抜いてランプにしたり、玄関の外に飾ったりします。

絵を描く人もいますよ。

外に飾っておくと、子どもたちがキャンディーをもらいに来やすくなるんです。

「あ、ここの家は歓迎してくれてるんだ!」という印(しるし)になります。

中は意外に柔らかくて、サクサク削れます。くり抜き専用の道具があるので とっても楽です。(日本のカボチャは堅すぎて、包丁入れるの大変ですよね)

そして、これは ⬇︎ NYのお化け屋敷の入場券。

NYに住んでいる次女が先週の土曜日に写真を送ってきてくれました。

めちゃくちゃ怖かったみたいです 🤣🤣🤣

さて・・・

前置きが長くなりましたが、今日の漢字の学習です。

ハロウィーンに ちなんだ漢字

行事なので、年齢・学年関係なしに学習できますよ。

ハロウィーンにちなんだ「化」の読みをマスター

ハロウィンには なんてったって お化けが欠かせませんよね。

ということで、 の漢字の読みをぜ〜んぶマスターしちゃいましょう。

化 音読み訓読み ける/かす ですね。

まず、漢字には 音読みと訓読みがあることを説明します。

詳しくはこちら⬅︎大事な基本なので一度は読んでくださいね

⬇︎こんな感じで言うと分かってくれます。

漢字は中国から日本に入ってきたの。
でも、そのままの読み方では意味が分からないよね。だから、もともと日本にあった読み方をつけたんだよ。そして、中国の読み方が音読みで日本の読み方が訓読みと言うんだよ。

 

ここからの記事は、お持ちのコンピュータータブレットでご覧になると、大きな画面で見ることができます。文字も教科書体にしていますので、そのまま授業でお使い頂けます。

<クラスの始まり始まり〜〜〜>

⬇︎

まず、中国人の音(オン)ちゃんと 日本人の訓(クン)ちゃん を紹介します。

このように擬人化すると、小さいお子さんにも抵抗なく導入できますよ。

ける という字は 小学3年生で習いますが、子どもにとって学年の割り振りは全く関係ありません。
決めたのは大人の都合です。
教育漢字が1006字から1026字に変わった時も、中学生で習うはずの字をいきなり4年生にたくさん持ってきましたからね。
提示すればどんな漢字だって 子どもは受け入れてくれます。
学年の枠は意味がない 子どもの頭はスポンジ
提示すれば どんな漢字も受け入れてくれる
次に これを音読してもらいます⬇︎ 「早口ことば だよ、まねしてみて。」と言ってお母さんや先生が先に読んであげます。
なんで けるけるける って けるの前に けるける を言うと思いますか?

⬇︎ 正解は・・・

⬇︎

⬇︎

送りがなを間違えないようにするためです。

ける だったか  だったか 大人だって一瞬 迷う時があるでしょう?

だから けるけるける と音読します。

それに、子どもは 早口言葉とか言葉あそびが大好きなので 面白がって唱えてくれます。

音読は 先生やお母さんが先にする。そして、
早口ことば のようにマネをしてもらう

漢字嫌いのお子さんでも「こんな音読だったら楽しい!」 と言ってくれますよ。

じゃ、次に行きますね。

文を少し長くします。 ランタン手に持つ明かりのことだよ、と説明してあげてくださいね。

いきなり長い文を提示すると 漢字の嫌いなお子さんはウッとなるので スモールステップで少しずつ長くします。
はい、次にいきますね。こちら⬇︎も 最初は半分だけの文でもかまいません。
お化粧も身近な言葉なので、簡単ですね!
お母さんが毎日お化粧するのをお子さんは見ているのに、なぜか  と言う読み方は中学生で習うようになっています。どうせ覚えないとならないので、ここで漢字貯金をしてしまいます。
ここでしっかり  という読み方が学べます。
も小学校で習いませんが、日常使う言葉はどんどん漢字のまま見せてしまいましょう。
子どもの頭はスポンジです!
ここで大人が気を回しすぎて「お化しょう」なんて書いたら、
「おばしょう」とか「おかしょう」なんて それこそ変に読んでしまうかもしれません。
試しにスマホで「おけしょう」と打ってみてください。
たぶん「お化粧」か「御化粧」しか出てこないはずです。
ですから出てくる文字の通り見慣れることが大事だと思います。
覚える のではなく 見慣れる というのが大事!
身近な言葉は 漢字を見せる
では、次に行きますね。
ここで 変の  という読み方を学びます。
4年生以上なら の代わりに 背景 という言葉に置き換えることもできますね。
カカカカ 変する 背景の色(が)変する』(が)は読んでも読まなくてもどちらでも。

そして、ひらがなしかまだ読めないお子さんには少し大変かもしれませんが、漢字を学習する時にはカタカナがとても重要になります。

カタカナが早く読めるようになるためにも、音読みには あえてカタカナでルビを振ります。すると、一所懸命 読もうとしますのでカタカナの習得も早いのです。

音読みには あえて カタカナルビをふる
カタカナの習得も早い

1年生でカタカナを学校で習いますが、2年生ではあやふやな児童が結構います。

漢字のルビを音読みだけカタカナにすることで、
復習にもなりますので、
私の作る教材は全部そのようにしています。

では次です。
お化け屋敷妖怪も馴染み(なじみ)のある言葉ですね。
一時期、妖怪ウォッチというのが流行り(はやり)ましたよね?
ここでは妖怪変化という四字熟語をインプット。
妖怪変化=怪しいお化け と 音読の中で意味も一緒に覚えられます。
もどちらもあやしい と読むんだよ、と教えてあげてくださいね。
そして 最後の かすの例文です。

狐も狸も漢字にしていますが、「ふ〜ん、狐も狸も漢字があるんだ」って思わせるのです。
5年生になると けものへん が出てきますので、その伏線にもなります。
ここでの学習は ける の読みだけを目標にして、あとの漢字は飾りぐらいに思っていて大丈夫です。興味のある漢字は放っておいても自然に見慣れてしまい、読めてしまいます。

全文を音読してみる(ふりがなつき)

お子さんがどのくらい読めるかにもよりますが、一文一文の読み方と意味が分かったところで、

ゆとりがあれば、全文を読みます。

スラスラ読めると 30秒かからないはずです。
最初は時間がかかるかもしれませんが
何度も読むうちにどんどん早く読めるようになります。
最初、5回ぐらいを目安に音読してみてくださいね。(もちろん個人差はあります)
慣れてきたらお母さんや先生と競争するのも楽しいですよ。
タイマーで測りたい生徒さんも実際たくさんいます。
1日1行だけ音読しても、6日で終わります。
ハロウィンが終わっても気にしないでやってみてくださいね。

全文(ふりがな無し)に挑戦してみる

スラスラ読めるようになると、「ふりがな無しを読みたい!」と生徒さんは言ってきます。

そしたら ⬇︎こちらを挑戦してもらいます

中には全文暗記してしまい、文を見ないで読んでしまう生徒さんもいるので、目に漢字を焼き付けるためにも 必ず文を見るように言ってあげてくださいね。
音声はこちらからご覧になれます⬇︎

『化』 一文字を学習するだけで こんなに種まきできる

こちら⬇︎ をご覧ください。

『化』 一文字を学習するだけで こんなに語彙や漢字の種まきができます。

リズムに乗って 楽しく音読するだけです。

特に音楽の好きなお子さんは きっと好きだと思います。

一文でもスラスラ読めたら うんと褒めてあげてくださいね。

そして、一文字でも『化』以外の文字が読めたら たくさん褒めてあげてください。

もし、全部スラスラ読めたら この表を見せて、

「すご〜い!中学生以上の文字まで読めたね!」 とめちゃくちゃ褒めてあげてくださいね♪

そしてそして これ⬇︎を絶対忘れずに!!!

〇〇ちゃんと 一緒に音読できて、お母さん とっても楽しかった!(あるいは嬉しかった!)

と言ってあげてください。 お子さんの自己肯定感 爆上がりします。

この一言は 魔法の言葉 だと私は思っています。

これからも音読するのが大好きになりますよ♡ (他のことにも使えます! 笑)

最後までお読みくださり ありがとうございました。

Happy Holloween!!

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