お花見ってなぜするの?(子ども向け)由来を簡単に 内容と漢字64が自然に学べる

行事で漢字を学ぶ

暖かくなり、お花見のシーズンがやってきましたね。

こちらのページでは、お花見の行事(というよりは風習や慣習ですね)と漢字を同時に覚えられるように工夫しています。

今回は、お花見というものは そもそもどういう意味があるのか、お子さんにどう説明したらいいのか、先生と生徒の会話形式で簡単に分かるように解説していきます。

クラスで実際に出た会話も入っています。

日本の文化年齢や学年に関係なく学習することができます。

クラスでもそのまま使えるようにしていますので
なるべく大きな画面でご覧になってくださいね。

中には、小さいお子さんには難しいと思われる説明もありますので、
そこはどんどん飛ばし読みしてください。

このページだけでこれだけの漢字⬇︎(64文字)が入っています。

今回は1〜3年生の漢字が42も入っています。

内容が分かると、意外にあっさり読めるようになってしまいますので
ぜひ挑戦してくださいね。

漢字は学年通りに学ばなければいけない、なんてことはありません。

身近な漢字から どんどん読めるようにすれば、先取り学習になりますよ。
知らないうちに語彙が増え、漢字貯金もできてしまいます。

説明を読みながら、親子で音読をしてみてください。

初めて漢字に触れるお子さんや、苦手意識のあるお子さんは、読める文だけをやってくださいね。

漢字も意味も同時に頭に入れようとすると疲れます。

今は意味がわからなくても、頭に語彙を入れるつもりで、
早口言葉として音読してください

言葉が先に頭に入り、その時にお子さんが

「これってどう言う意味?」と聞いてきたら、チャンスです!

その時初めて意味を教えてあげると
語彙の音と意味が理解できるようになります。

まずは音読を気楽にやってみてくださいね♪

お花見も本当にたくさんの諸説がありました。

こちらではお子さんにも分かりやすく、
漢字学習に結びつけられるような説をとりましたので、
ご了承いただければと思います。

では、最後までどうぞお楽しみください♪ (音声も載せています)

お花見とお花見団子

お花見団子は桜の咲く○○を表している

みんなお花見って知ってる?

知ってる〜

この色の組み合わせ、どこかで見たことなーい?

あるある、え〜っとなんだっけ?

わかった! ひなまつりの菱餅だ!

そうだねー、よく覚えていたね。
春にはこの組み合わせの色がぴったりよね。

これはね・・・

 

えーーーー、なんだろう?

あー、緑の葉っぱが出て、
白い蕾になって、
ピンクのお花が咲くからか〜

おしい!ふつうのお花はそうだよね。
でもね、桜は反対なの。

えーーーー、どういうこと?

じゃ、これ見てごらん。音読から先にしようね。

わかったかしら?
多くの場所で咲いている桜は、花が散った後に葉っぱが沢山出てくるの。

もちろん、葉っぱと同時に咲く桜もあるし、

色んな種類があるのよ。

 

桜の花は全部ピンク色だと思ってた!

ぼくもーー

そうだよねー、これはヤマザクラと言ってね、
こういう白い桜もあるのよ。

この山桜はみんなの食べてるお米と
とーーーっても深い関係があるの。

それは次の時間にやるわね。

【 まとめて音読してみましょう ① 】

これは ふりがななしよ。
桜の花の咲く順番を
イメージしながら音読してね。

桜吹雪! 歓声と拍手が!!!(1分02秒のビデオです)

お花見の起源と花について

最初は桜じゃなくて梅だった?

今のお花見は桜だけど、最初は梅だったみたいよ。

へ〜、そうなんだ

 

じゃ、ここで桜と花の読み方を
音ちゃん訓ちゃんに教えてもらいましょう

最初のお花見は奈良時代で、と言えばでした。
平安時代には、と言えばになりました。
そして俳句「春の季語」を表します。

じゃ、ここでまたクイズをだすわね

 +  =

なんだろう〜?

 

 

あーー、そうか!

 

桜の花とお米の関係

この前、桜はみんなの食べてるお米と
とーーーっても深い関係がある、
って言ったのを覚えているかしら?

はーい

実は、田んぼの神様は桜に来て、ある合図を送ってくれるの。

まずこれを読んでみようね。

 

へ〜、何の合図かなぁ???

 

 

 

桜の花見が終わると
田植えにちょうどよい気温になるの。

そうか〜、じゃあ葉桜の時ね。

この気温より寒くても暑くても
苗が育たないんだって。

 

昔は温度計がないから、桜の開花が
「そろそろ田植えだよ〜」と
教えてくれるんだね。

昔は温度計とかないものね〜

みんなが良く見る桜はピンクで

ソメイヨシノという品種で
これはずーっと後の時代に人工的に作られたのね。

だから、野生のヤマザクラの様子を見て
農家の人たちは田植えをしたみたいよ。

 

へぇ〜〜〜

 

みんな、「田んぼ」の「の読み方は知ってると思うけど、
音ちゃん読みの「デンという読み方もあるから復習しておきましょうね。

水が張ってある田んぼ水田スイデンというのよ。
田んぼの中にお水を入れるの。

何でわざわざ田んぼに水を入れるの?
枯れちゃわないの?

わー、いい質問ね。普通は枯れちゃうわよね。
お米のできるこの植物はイネ(稲)って言うのだけど、
他の植物にはない不思議な力を持っているのよ。(構造の違いです)

お水を張ったら苗が育つ大事な時期に他の雑草が生えないし、
外の気温が急に暑くなったり寒くなったりと変化しても
お水が稲を守ってくれるんですって。

そっかー、すごいね!

昔の人はお水を田んぼに入れるなんて、
ホント、すごいこと考えたよね。

【 まとめて音読してみましょう ② 】

じゃ、ここまでを音読してみましょうね。

 

じゃ、ふりがななしね!

 

なんで桜の下でドンチャン騒ぎするの?

こちらは2013年の東京上野公園のお花見の様子です。なんと8年前!でも、少し前のお花見の様子がよくわかります。

海外にいて、お花見を知らないお子さんがいたら、ぜひ見せてあげてください。

2分30秒あたりから個々の様子、2分54秒あたりでちょっとした宴会の様子も見られます。今となっては貴重な映像ですね。(3分25秒のビデオです)

すごい〜〜〜!人だらけだね〜〜〜

ほんとにね〜〜〜

昔はね、農家の人たちは田んぼの神様に感謝して
お酒やご馳走でおもてなしをしたのよ。

 

お酒はお米からできているから、日本酒は欠かせないの。

そして稲の豊作を先に祝ったのよ。

「たわわに実る」ってどういう意味か わかる?

たくさん、ってことかな?

そうそう、そのとおりよ!

お花見団子もだけど、お花見弁当といってね、こんなステキな重箱を持って行く人もいるのよ。

蓋には桜があしらわれているわよね。
これは提げ重と言って持ち運びができる重箱なの。

写真出典:ヤフオク

きれい〜〜〜♡

 

さっきの「実る」でやったのと内容は同じだけど
「祝う」とか「寄せる」という漢字も せっかくだから

ここで勉強しましょうね。

予祝はまさに「引き寄せの法則」と同じなのだそうです。

昔の人は「引き寄せの法則」を自然にやっていたのですね。

【 まとめて音読してみましょう ③ 】

ふりがなつきでスラスラ音読できるようになったら、ふりがな無しに挑戦してくださいね。

おまけの早口言葉(稲の籾もみから白米まで)

 

最後におまけの早口言葉をやるわよ。

え〜〜〜〜っ!

むずかし〜〜〜〜い!

あははは、だよね〜〜〜(笑)

稲の状態からみんなの口に入るまでの工程の早口言葉なんだよ。

昔は精米って大変だったんだね。

手が疲れそう・・・

そうよね、今は便利な世の中になったけど、昔の人の苦労があるから美味しいお米が食べられるのよね。感謝しましょうね。

は〜い

行事と風習のちがい (もっと語彙を増やしたい人へ)

お花見桜前線という言葉があるように、開花時期が地方によって異なります。

ですから、お花見は「行事」と言うよりは「風習」とか「慣習」にあたります。

行事はひな祭りや七夕のように3月3日とか7月7日と毎年決まった日時に行われるものなので簡単に説明がつきます。

でも、この風習とか慣習という言葉はなかなか厄介で、辞書で引いても、しきたりとかならわしとか出てきて、その言葉自体がお子さんにわかりやすい説明ではありません。

強いて言うならば、昔の人から今の人まで生活の中でずーっと繰り返しやってきたこと。つまり、古くからある決まり事 のような感覚でしょうか。

そこで、風習・慣習・しきたり・ならわしなどの語彙は、まとめてリズム音読で覚えてしまうことをオススメします。

お花見の漢字まとめ

じゃ、お花見の漢字はいくつあったと思う?

うーーーーーん???
いくつかなぁ・・・

 

すご〜い!64もあったんだね!

そうよ。がんばったわね!

今度お花見するときは、お花を見るだけでもいいのだけど、
昔の農家の人の知恵、今の農家の人にも感謝してみてね。

は〜い♪

最後までお読みくださりありがとうございました。

コメント