新年の行事 初日の出から鏡開きまで

行事で漢字を学ぶ

新年 明けましておめでとうございます!

令和4年 2022年になりましたね。

今年もよろしくお願い致します。

では、昨日の続きからいきましょうね。(昨日のブログと合わせて読まれると、より一層お分かりになると思います)

大晦日が過ぎたら、いよいよ新年の幕開けです。

年始の子どもの疑問???

当たり前に何となく過ごしているお正月。

以下のような質問をお子さんから されたことはないですか?

左は山から見る初日の出、右は海から見る初日の出です。

たくさんの人が見に来ていますね。

歳神様は初日の出と共に現れるのだそうです。

皆さんは、こんな風に太陽に向かって拝んでいる人を見たことはありませんか?

ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが、

「お天道様(おてんとうさま)〜〜〜〜」と太陽に手を合わせてるのを。。。

私は、おてんとうさま ってなんだろう? なんで太陽に向かって拝んでるの?と小さい頃 不思議でなりませんでした。

初日の出は、太陽でもあり、お天道様でもあり、天照大神様でもあり、歳神様でもあるんですね。

だから、たくさんの人が神様に会いに初日の出を見にいくわけです。

たくさんの幸せを頂きに、自分から出かけるのですね。

ご参考までに、あの小さい昆虫のてんとう虫🐞は「天道虫」と書くんですよ。太陽に向かって飛んでいくので、「お天道様の使いの虫」という意味が由来しているみたいですね。

よく、年賀状の最後に『元旦』と書きますが、この『旦』の下のは、水平線と地平線を表しているんですよ。これを子どもの頃に知った時は衝撃で、漢字の面白さに目覚めたのをよく覚えています。

ですから、元旦、と言ったら元日の朝だけのことを指しますから覚えていてくださいね。

元旦と元日のちがい、分かりましたか?
元旦 = 元日の朝だけ
元日 = 一月一日

 

年賀状は、すぐに会って年賀のあいさつを出来ない遠くの人に送るものです。

今はインターネットの発達で、ズームやスマホなどでオンラインでごあいさつができるようになりましたね。

それでもこういう年賀状という日本の文化はなくならないで欲しいなぁ、と個人的には思います。

そして、神社に初詣(はつもうで)にも行って、一年無事に過ごせた感謝を伝えに行きます。

神様には、何かをお願いするより、まずは感謝を伝えることが大切だと私は思います。

神様の気持ちになったら、「神様、〇〇をお願いします」と言う人と「神様、いつもありがとうございます。」と言う人と、どちらが神様にエコヒイキしてもらえると思いますか? 当然後者ですよね?

お正月、と言ったらお節料理が欠かせませんね。

このお節料理歳神様へのおもてなし料理だったのです。

重箱になっているのは、「福が重なるように」という意味がこめられています。

 

そして、お餅も食べますよね。

これは寿命が伸びて縁起が良い、という意味もこもっています。

お正月の遊びは、どんな遊びが好きですか?

双六(すごろく)

百人一首(ひゃくにんいっしゅ)、そして坊主(ぼうず)めくり

も楽しいですね。

福笑い(ふくわらい)もみんなで大笑いして楽しめますね。

歳神様は、笑っている家族が大好きです。

ですから、昔から『笑う門には福来る』という言葉がありますよ。

さて、1月11日になると、鏡開き というのをします。

 

歳神様の魂の入った鏡餅は、カピカピになってしまいます。でも生きるための気力やパワーがしっかり入っているので、こうして木槌(きづち)で割り、残らずいただくのが良いとされています。

お雑煮は、鏡開きの時に始まったものとされていますが、最近では元旦から食べるのが慣習になっていますね。

そして、全国各地で色々なお雑煮の食べ方があり、それも素晴らしい文化として受け継がれていますね。

家の一番えらい人(家長)が、家族みんなにお餅を分けるのが、本当のお年玉だったんだそうです。いつしか お餅がお金になってしまったのですね。

でも、子どもたちのお正月で一番の楽しみは、実はこれかもしれませんね!(笑)

まとめ (初日の出から鏡開きまで)

こうしてみると、お正月の行事は盛りだくさんですね。

他にも食べ過ぎたお腹をいたわるために、七草粥を食べるのが途中で出てきます。また、他の機会にお伝えしますね。

  1. なぜ、初日の出を拝むの?
  2. なぜ、年賀状があるの?
  3. なぜ、お節料理があるの?
  4. なぜ、お雑煮を食べるの?
  5. なぜ、お年玉があるの?

これらの疑問は解決しましたか?

では、リズム音読でしっかりまとめてみたいと思います。

 

スラスラ音読できたら、ふりがな無しにも挑戦してみてくださいね。

皆さんも、歳神様のパワーの入ったお餅をたくさん食べて、今年も元気に笑って過ごしましょうね。

笑う門には福来る♪

 

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